アパレル販売員の研修は厳しい?

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以下の記事で、アパレル販売員は未経験でも大丈夫!と言いました。

なぜなら、新しく働き始めるスタッフ向けにきちんと研修やトレーニングを用意しているブランドが多いからです。

私も働き始めた最初の数ヶ月間は基本的な接客の仕方やお店特有の業務などに関して、出勤する度に丁寧に教えてもらっていました。

また、当時の私はアルバイトスタッフでしたが定期的に店長と面談があり、何か困っていることはないか?やお店で改善すべき点はあるか?、もっとやりたいことはあるか?など、意見を求めてくれたので気持ち的にも安心して働くことができました。

学生バイトとして約4年間、辞めずに働き続けることができたのも、丁寧な指導や面談があったお陰だと今でも思っています。

少し話が逸れてしまいましたが、アパレルの販売員の業務は多岐に渡る為、覚えることがたくさんあるという点では研修を厳しく感じる方もいるかもしれません。

ただ、新しいことを学ぶということは刺激的であり自分自身のスキルアップに繋がる為、やりがいを感じることのできる期間でもあります。

お客様に寄り添ったサービスを提供するためのスキルは時代や業界の動向に合わせて常に変化していますが、その基礎を身に付けておけば他のブランドや他の店舗で働くことになったとしても、柔軟に対応できるはずです。

この記事では、研修期間で身に付けておくべきアパレル販売員としての知識やスキルについて解説していきます。

商品に関する知識

アパレル販売員は、商品について深い知識を持っていることが求められます。

商品の素材やデザイン、ブランドの歴史やコンセプトなど、様々な情報を把握した上でお客様に適切なアドバイスをすることが大切です。

特に商品のカラーバリエーションやサイズの種類などはお客様から質問される機会も多いので、売り場の整理整頓や入荷商品のストック作業を行っている時などにも意識してチェックしてみるようにしましょう。

慣れてくるとブランドとしての商品の傾向も掴めるようになるので、接客やバックルームでの作業の効率が飛躍的にアップします。

私は目がやや色弱ということもあり曖昧な色味の違いを識別することが難しかったので、商品タグに記載されているカラー番号を研修期間の内に全て暗記しました。

数十種類あったのですが慣れてくると色味と番号を瞬時に結び付けられるようになり、問題なく日々の業務に取り組むことができました。

研修期間のうちに商品の特徴やブランド独自のルール、お店として大事にしている商品提案の仕方や売り場での見せ方などは把握しておくようにしましょう。

POINT

・商品知識は最優先で身に付けよう!
・ブランドとしての商品の特徴を掴もう!
・ブランド独自のルールや店舗の方針を把握しよう!
何よりも正確な商品知識が接客を助けてくれる!

プロとしての接客マナー

アパレル販売員のメインのお仕事は接客です。

販売経験者の方は分かるかもしれませんが、未経験の方はどう接客したらいいか中々イメージするのも難しいですよね。

ただ、ほとんどのお店が接客を大事にしており研修においても重点的に指導してもらえる項目になるので、安心して頂いて大丈夫かと思います。

接客マナーに関しては疑似接客、ロープレという形でレクチャーを受けるケースが多いです。

ロープレを通じて、お客様への挨拶やお見送り、商品説明、話を聞く時の姿勢など、お客様のことを最優先に考えた立ち振る舞いやマナーを習得することができます。

基本的な接客マナーだけでなく、トラブルやイレギュラーが発生した時の対応方法なども早い段階で身に付けおくとより安心かと思います。

もちろん研修と実際の仕事では異なる点も多々ありますが、マナーに関しては基礎を自分の中に根付かせておくことが大切です。

正しいマナーを習得しておくと、販売スキルの成長スピードも格段に速くなることでしょう。

POINT

・ロープレ(ロールプレイング)で習得しよう!
・お客様を最優先に考えた立ち振る舞いが大切!
・トラブル時の対応方法も身に付けられるとベター!
正しいマナーの上に販売スキルの成長がある!

販売のスキル

上述した通り、正しい接客マナーの上に販売スキルの成長があります。

正しいマナーの習得は必須であり、その上で商品の販売力が求められます。

販売スキルを向上させる為の研修では、お客様に必要な情報を伝える方法や商品の特徴を上手にアピールする方法、お客様のニーズに合わせた商品やコーディネートの提案方法などが含まれます。

販売スキルの研修も上述したようなロープレ形式で行われることが多いです。

ロープレは新人の時だけでなく、販売員として長年経験を積んでも定期的に実施されます。

ショッピングモールやファッションビルなども接客スキル向上の取り組みとして、施設に入っているテナントのスタッフを対象にロープレのコンテストを開きブランド同士で競わせたりもします。

そこで活躍した優秀なスタッフには賞状が贈られたり、特別なバッジが贈られネームプレートにそのバッジを付けることができたりもするので、お買い物に行った際はぜひチェックしてみてください。

私が実際に販売スキルを磨く為に意識していたこととしては、会話を通じてお客様のクローゼットの中身をいかに想像できるかということでした。

どんなテイストが好きなのか、どんな色が好きなのか、どんなアイテムが足りていないかなど、最適なお提案ができるように想像力を養うことを意識してお客様に向き合っていました。

ロープレでの研修は何度も繰り返されると思うのと、実際のお仕事を通じて徐々にスキルは向上していくと思うのでぜひ焦らずに長い目で取り組んでみてください。

POINT

・販売スキルもロープレで磨くことができる!
・ロープレのコンテストがある施設も!
・お客様のクローゼットを想像できるようになろう!
研修と実践のトライ&エラーが大切!

その他の研修

アパレル販売員の研修内容は上述したような商品や接客に関する研修が中心となります。

ただ実際に働くとなるとお店独自のルールやお店が大事にしている方針を理解することも大切です。

研修の内容もお店によって様々だとは思うのですが、私の場合は上述した研修以外にストックルームの管理に関する研修と洋服を魅力的に見せる為の研修がありました。

売り場が綺麗であることはもちろんですが、ストックルームも同じくらい綺麗であることが求められました。ストックルームが綺麗であればお客様にすぐに商品をお渡しすることができますし、出し漏れによる売り逃しの機会ロスも防ぐことができます。

また、洋服を陳列する際のカラーの順番やアイテムに合わせた畳み幅の調整などVMDに関する細かいルールも研修の時に教え込まれました。接客マナーや販売スキルと同じくらい、洋服を綺麗に見せることも大切ですよね。

以上が研修で身に付けておきたい、アパレル販売員としての知識とスキルです。

業界の状況やトレンドが激しく変化するアパレル業界においては、常にスタッフのスキルアップが求められている為、研修の重要性はますます高まっているかと思います。

最初は分からないことが多くて辛い時もあるかもしれませんが、研修期間を有意義に過ごすことができれば、アパレル販売員としての自信も付くことでしょう。

誰もが最初はビギナーです。

皆さんが価値の高い研修期間を過ごし、アパレル販売員として楽しくお仕事できることを私も願っています。

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