アパレル業界で長く働きたい方にとっては、アパレル販売員を経験した後にどんなキャリアを歩めるのか?という点も気になるポイントですよね。
もちろん販売員を継続して、接客を極めるのもありです。
一方で、私は学生の頃から将来はブランドプレスになりたいと思っていたのですが、いつなれるんだろう?どうすればなれるんだろう?などとお店で働きながら不安に思っていた時期もありました。
結局なんとかブランドプレスになることができたのですが、プレスという職種に限らずアパレル業界には様々なキャリアのつくり方があります。
例えばエリアマネージャーやEC運営、MDや生産管理など。他にも結構たくさんあります。
専門的な知識やスキルが求められる場合もありますが、せっかくファッション業界で働くなら自分のやりたいことや興味がある分野でキャリアアップできたら嬉しいですよね。
将来の自分の姿がぼんやりとでも描けていると、販売員としての働き方も変わってくるはず!
冒頭で様々なキャリアのつくり方があると前述しましたが、この記事では私も含めアパレルで働く周りの友人達が実際に歩むことが多かった職種をいくつかピックアップして書きたいと思います。
ブランドプレス
SNSやWEB、広告などを通じてブランドの魅力を発信する役割を担っています。
1年を通じて効果的なプロモーションを仕掛ける為のコミュニケーションプランの策定も行いますし、シーズン毎にルックやビジュアルの撮影なども行います。
また、日常的な業務としてはInstagramやTikTokなどの各種SNSアカウントの運用やオウンドメディアの運営、注力商品の訴求コンテンツや店舗で使用する販促資材の制作など、業務が多岐に渡るケースが多いです。
ブランドプレスというとインスタライブに出演したり雑誌のスナップやインタビューページに掲載されるなど、一見花形のポジションに思われがちですが、地味な作業も多く業務量が多かったりするので割とタフであることが求められます。
ただ、ブランドとしてのアウトプット全てに関わることができるのでとてもやりがいのある仕事です。
・ブランドのアウトプット全てを担う!
・業務幅が非常に広い!
・花形に見えるが地味な作業も多い!
EC担当
ECの担当者は主にオンラインショップの運営を担います。
今はZOZOTOWNや楽天などのECモールに出店しているブランドも多いので、その場合は自社ECとECモールそれぞれに担当を付けて運営を行います。
また、WEBの売上を向上させる為にブランドプレスと連携して注力商品の訴求コンテンツの制作や販促施策の考案なども手掛けます。
稀なケースだとは思いますが、EC担当がWEB広告の運用まで担当することもあるそうです。
オンラインショップの運営に関わる業務を担当するので、上記の業務以外にも在庫管理や商品の発注、注文処理、配送管理やメルマガの発信など、EC担当の業務も幅広いです。
ブランドによってはECでの売上の方が比率が高い場合もあるので、事業全体の売上を左右する重要な役割です。
そういった意味ではとてもやりがいや達成感を感じられる職種であると思います。
転職市場でも優秀なEC担当の需要は高くなっているので、EC担当になることができたら経験を積んでスキルを磨いておくと将来のキャリアの選択肢も増えることでしょう。
転職でのキャリアアップも見据えると、時代に合ったお薦めの職種かと思います。
・益々WEBの売り上げが重要に!
・WEBも業務幅が広い!
・転職市場でも需要は高まっている!
エリアマネージャー
アパレル販売員として経験を積むと店長としてお店の管理を任されます。
店長として優秀な成績を挙げることができると1つの店舗だけでなく、エリアマネージャーとして複数の店舗の管理を任されるようになります。
アパレル販売員→店長→エリアマネージャーというキャリアステップは他の職種に比べると主流な流れですし、イメージもしやすいのではないかと思います。
お店での仕事が好きだったり、販売力や運営力、マネジメント力を更に磨きたいと思う方にはお薦めの職種です。
エリアマネージャーの魅力としては、売上を生み出す店舗という「商売の最前線」に常にダイレクトに関わることができるというのと、将来的にはブランド長を任されやすい職種でもあるということです。
私が勤務していた会社では、ブランド長になるのはエリアマネージャー経験者かこのあと紹介するMD経験者のどちらかであるというケースが非常に多かったです。
スタッフの管理や売上の管理、出店している施設の担当者への折衝など、エリアマネージャーも大変なことが多いですが人との繋がりやビジネスのライブ感をリアルに体感できる職種なので、アパレル販売員の経験を生かしてバリバリ働きたいという方にはお薦めです。
・現場が好きな人にお薦め!
・商売の最前線にダイレクトに関われる!
・出世しやすい!
MD担当
MDとはMerchandiserのことで、主に商品の企画や開発のことを指します。
市場やトレンドの分析を行った上でデザイナーや生産管理の担当と連携しながら商品を企画し、デザインや素材の選定、価格設定などを行います。
適切なタイミングで商品をリリースする為に販売計画を立案するのもMDの仕事です。
プレスやエリアマネージャーとも連携し、販促施策の立案やお店での見せ方の検討なども行います。
商品の企画から販売戦略まで一気通貫での管理が求められる場合が多いのでMD担当も中々大変な仕事ですが、自分が担当した商品がヒットになった時の嬉しさや達成感は言葉にできないものだと思います。
商品で分かりやすく業績が左右されるので、責任重大ですがやりがいのある職種だと思います。
売れる商品をつくらなくてはいけないという点で、MDはお店での感覚も重要視されるのでアパレル販売員がMDアシスタントとしてスカウトされる事例もよく聞きます。
実際に私の同期も入社して2〜3年目のタイミングでMDアシスタントとして本社に異動になっていました。
上記で書いた通り、将来ブランド長のポジションも狙っていきやすい職種ですので、興味がある方はぜひチャレンジして頂ければと思います。
・商品企画から販売戦略まで一気通貫で関われる!
・ヒット商品を生み出せた時の喜びは言葉では表せない!
・販売員がアシスタントとしてスカウトされることも!
・出世しやすい!
以上4つをピックアップしてご紹介しました。
一度しかない人生ですので、挑戦してみたいお仕事があったらその想いをアピールして勝ち取っていきましょう!
この記事を読んで下さった皆さんが、アパレル業界で素敵なキャリア築けることを心から祈っています。
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